「ラケットは気に入っているのに、最近どうも相手の球に押される気がする」——そんな小さな違和感を抱えているベテランプレーヤーは、実は少なくないはずです。ラケットを買い替えればフィーリングがガラッと変わってしまう。でも今の一本のまま、あと一歩だけパワーと安定感が欲しい。今回はそんな悩みを解決できるかもしれないアイテム、バボラの「バランサーテープ」を実際に試してみました。
最近、こんな悩みはありませんか?
- 相手の速いボールに押されることが増えた
- 以前ほど思い切り振れなくなった
- もっと楽にボールを飛ばしたい
- ラケットは気に入っているので買い替えたくない
私自身、ベテランプレーヤーとして同じような悩みを感じることが増えてきました。
そこで今回試してみたのが、バボラの「バランサーテープ」です。実際に使用して感じたメリットや注意点を、正直にレビューしていきます。
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所長この記事を書いている著者は・・
- YouTubeチャンネル『テニスメカニズム研究所』運営(登録者2.6万人)
- テニスメカニズムスクール運営(YouTubeメンバーシップ)
- 書籍『YouTubeで学ぶ 世界のテニス戦略』著者
- 理学療法士(医療国家資格)
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【出版書籍】
バボラ バランサーテープとは?
バボラ公式によると、
です。3gのテープが3本入っており、自分で好きな長さにカットして使用できます。パッケージ裏面を見ると、バボラのロゴとロゴの間にカットの目安があり、約1g単位で調整できるようになっています。ラケットを買い替えなくても、自分好みのフィーリングに近づけられるのが魅力です。








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なぜバランサーテープを試したのか


私が調整を考えた理由は2つあります。
1つ目は、相手のスピードボールに当たり負けする場面が増えたこと。2つ目は、常にフルスイングで戦うのではなく、ラケットの重みも利用しながら効率よくボールを飛ばしたいと思ったことです。
特にベテランプレーヤーになると、若い頃と同じように毎ポイント全力で振り続けるのは簡単ではありません。だからこそ、「楽に飛ばせる」という要素は大きな魅力でした。
私が試した貼り方
まず3gのテープを半分にカットし、3時方向と9時方向に1.5gずつ貼りました。さらに、
- 1gずつ
- 0.75gずつ
といった細かな調整も試しています。また、12時方向への貼り付けも実際に行いました。


12時方向は確かにパワーアップする
12時方向に貼ると、確かにボールの威力は上がります。しかし私の場合、


「今まで使っていたラケットとは別物になった」
という印象でした。スイング時の重さが大きく変化し、タイミングも微妙に変わります。もちろん慣れれば武器になる可能性はあります。
ただ、長年同じ感覚でプレーしてきたベテランプレーヤーがいきなり大きな重量を12時方向へ追加するのは、あまりおすすめできません。フィーリングが大きく変わる可能性があります。
3時・9時方向に貼った感想
ストローク
最も効果を感じたのはストロークでした。今までよりも少ない力で、ある程度威力のあるボールが飛んでいきます。無理に振り回さなくてもラケットの重みを利用できるため、体力を温存しながらプレーできる感覚がありました。相手の速いボールに対しても面が負けにくくなり、安心感が増した印象です。
ボレー
一方でボレーは少し注意が必要でした。ラケット重量が変わることで、タッチの感覚も変化します。私の場合は少し違和感がありました。そのため、最初から1.5gずつ貼るのではなく、まずは1gずつ、あるいは0.5g程度から試してみることをおすすめします。
サーブ・リターン
サーブとリターンについても、面の安定感が向上しました。特にリターンでは、相手の速いサーブに対してラケット面が押されにくくなった印象があります。ストローク同様、少し余裕を持ってボールを返せるようになりました。
3時9時方向と12時方向の違い
ここまでの内容を、貼る位置別に簡単に比較しておきます。
| 比較項目 | 3時・9時方向 | 12時方向 |
|---|---|---|
| パワー感の伸び | 適度に向上 | 大きく向上 |
| タイミング・操作性への影響 | 比較的小さい | 大きく変化しやすい |
| フィーリングの変化幅 | 小さい | 大きい |
| ベテランプレーヤーへのおすすめ度 | まずはここから試したい | 慣れてから検討したい |
| 向いている人 | 今のラケットの感覚を残したい人 | パワー重視で多少の変化を許容できる人 |
ベテランプレーヤーが注意したいこと
重りを貼った直後は、
と感じやすいです。実際、私も最初の数分間は非常に良い感触でした。しかし本当に重要なのは、試合を通して使い続けられるかどうかです。
重くしすぎると、試合後半で体力が落ちた時にスイングスピードも落ちてしまいます。ベテランプレーヤーの場合、「最大パワー」ではなく、**「最後まで振り続けられる重さ」**を見つけることが重要です。
バボラのバランサーテープが良かった点
実際に使って感じたメリットは以下の通りです。
- テープが目立たない
- カットしやすい
- 1g単位で調整しやすい
- プレー中に剥がれない
- 貼り直しても粘着力が落ちにくい
特に、貼る→打つ→剥がす→別の場所に貼る、という試行錯誤がしやすいのは大きなメリットでした。
バランサーテープに関するよくある質問


Q. どんなラケットにも使えますか?
基本的にはほとんどのラケットフレームに貼り付け可能です。ただしフレームの形状によって、テープを貼りやすい範囲やカーブのなじみ方に多少の差があります。貼る前に該当する面の汚れやワックス分を拭き取っておくと、粘着力が安定しやすくなります。
Q. 貼り直しは何回くらいできますか?
数回程度の貼り直しであれば、粘着力が大きく落ちる印象はありませんでした。ただし回数を重ねたりホコリが付着したりすると粘着力は徐々に弱まっていくため、位置を決めるための試行錯誤は早めの段階で済ませておくのがおすすめです。
Q. 何gから試せばいいですか?
個人差が大きい部分ですが、初めて試す場合は片側0.5〜1g程度の少量から始めて、数球打ちながら感覚を確かめるのが安全だと感じています。一気に重くすると、フィーリングの変化が大きすぎて逆に振りにくくなることがあります。
Q. ガットや振動止めとの組み合わせは気にした方がいいですか?
重量を追加すると、ラケット全体の振動特性も多少変化します。特にポリエステルガットなど振動が伝わりやすいセッティングの場合は、重量を増やしたあとの感触をいつもより少し丁寧にチェックしてみることをおすすめします。
Q. 試合本番でいきなり使っても大丈夫ですか?
できれば事前の練習で何度か試してから本番に臨むのが理想です。重さやバランスの変化に体が慣れるまでには個人差があるため、大事な試合の直前に初めて貼る、というのは避けた方が無難だと思います。
結論|ラケットを買い替える前に試す価値あり
バボラのバランサーテープは、今使っているラケットの良さを残しながら、もう少しパワーや安定感を加えたいベテランプレーヤーにおすすめできるアイテムです。
個人的には、いきなり12時方向へ貼るのではなく、まずは3時・9時方向へ1gずつ貼るところから始めるのがおすすめです。ラケットを買い替えると大きくフィーリングが変わります。しかしバランサーテープなら、自分の慣れたラケットをベースに少しずつ調整できます。
「あと少しだけ楽に飛ばしたい」そんな方は、一度試してみる価値があると思います。
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試してみた感想やご自身の貼り方の工夫があれば、ぜひコメント欄で教えてください。


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